気持ちが落ち込んだとき、まず思い浮かべるのは、「あぁ自分はなんて駄目な人間なのだ」というセリフだ。しかし人間がストレスを感じる要因は多岐に渡る。ついつい自分の内に悩みの発生源がある気がして自責の念に駆られ、そのままますます滅入ってしまいがちだが、一手目に行うことは別に、それでなくともよい。
生理的欲求が満たされているか
第一にこれである。
腹は減っていないか?前日に遅くまで起きていたり、慢性的な寝不足に悩まされていたりしないか?何時間もトイレに立たずぶっつづけで作業していないか?
握り飯ひとつやドーナツひとつを口にしてからでも、悩むには遅くない。
痛みがないか
バカみたいな見出しで申し訳ないが、案外痛みに気づかないもので、実際この記事を書き始めてから腰痛に気づき、とても不快に思っている。慢性的なものはもうどうしようもない部分もあるのだが、痛み止めで何とかなるならそれに頼るのも一つの方法だ。頭痛・腰痛・肩こりなどに日ごろから悩まされていると、集中時にはそれらを無視してしまう。その痛みにまず気づくことが一つの前進となる。
快適な環境に身を置いているか
次に、自分が身を置く環境を確認しよう。体感に個人差はあれど、湿度が60%を超える環境では除湿器をつけることが推奨されている。それ以外にも、冷房の風が直接当たっていないか、室温は極端に高かったり低かったりしないかなどを意識するとよい。その際、「不快指数」について調べることが役に立つだろう。
また、直接対策を打つことはできないが、低気圧による不調も”環境”カテゴリに入れてよいだろう。
要するに、私が今苦しんでいるのは高い湿度と腰痛のせいであり、私のせいではないのである。また人は、考えていることを何らかの形で定期的に放出しないと狂ってしまうらしい。創作したり、人とコミュニケーションをとったり、おしゃれを楽しんだり、そういった排気口が無いと内へ内へ不要なエネルギーが向かうことになり、大地は枯れ、水は干上がり、星は破滅するのだ。